I井書店

地元の人は知っていると思うが,名前は伏せる。
ちょうど1年前開店した郊外型の書店。建物はもともとホームセンターとして使われていたが,余りはやらなかったらしくこの書店に売却され,改装された。そんなわけで山陰随一という売り場面積を持つ。
昨年のオープンのときに1度行って,余りにもひどい品揃えだったのでこの1年余り数回しか入っていない。
今日は欲しかった新刊が行きつけの本屋で売り切れていたので,もしかしたらと思って入ってみた。
この店には書籍の検索端末があり,それによると在庫があるという。んで,その売り場の店員に聞いてみたが,なかなか見つからない。彼女も端末で品物のありかを検索し,そのあたりを探したようだがみつからないという。彼女いわく,「違うところにおいてあるようなのでインフォーメーションカウンターに行っていただけますか」。
この時点で,少し気分が悪くなった。何で客の私が足を運ばなければいけないのか。ま,我慢して行ってみた。そこでかの売り場でこういわれたと,探してもらうと,ちょっと端末を調べて「どうも売切れてしまっているようです。お許しください」と。
在庫の状態がリアルタイムに反映していないことは十分考えられたので,ひとまず「そうですか」と引き下がり,他の本を探しに店内を少しうろうろしていた。
帰ろうかと,出口に向かう途中で,さっきの売り場の女性がきて「さっき本をお探しでしたか」という。聞けば,見つかったという。その間10分以上。かなり気分が悪くなった。「検索システムを使いこなしていないんじゃ意味がないね」というと,「使いこなすもんなのですか」という。
ここで気分が悪くなるのを通り越してあきれてしまった。
おいおい,検索システムは道具だろう。売り場が広すぎるから,どこに在庫の本があるかその情報もあんたがぶら下がった端末でわかるように作られているはずだ。本店ではそうなっていたぞ。
初めてこの店に入ったとき,社員教育がなっていないと感じたが,再び同じことを感じた。
本店の店員はそれなりに教育されているようだったが,こっちの店は1年経っても変わらないようだ。
あきれた店だこと。