授業評価

昨年末に実施された生徒による授業評価のまとめが届けられた。今年度2回目,通算4回目である。
この間何度も「黒板の字が汚い」,「読みにくい」と指摘されてきた。自分では丁寧に書いているつもりだが,少し急ぐとつい崩した字になってしまう。今の子は楷書でないと読めないようなのだ。
また「授業のスピードが速い」というのも相変わらず。
しかし進学クラスで必要なことを全部話そうと思ったら,今よりゆっくり話すことはできない。それとなんにしても納得いかないのは,彼らは予習も復習もろくにしていないのだ。
それでいて「お前の授業はわかりにくい」といわれてもなぁ。

「君はよくわからないといいますが,このことにどれくらいの時間をかけて考えましたか」は,私の教育の修士論文を指導してくださった先生の口癖だった。
この言葉を何度も聞くうちに,ろくに考えもしないのに「わからない」などとは恥ずかしくていえなくなった。
彼らは勉強することや大学へ進学することをどう思っているんだろう。